受講実績・声 Voices

冒頭、研修担当者様が「『教育に正解はない』と言われます。皆さんが幼稚園に配属後、チームとして対応していくには、他の人の意見を受け止める力が求められます。それを学べる野外での研修として今回は企画しました」とあいさつ。

木々が色づき始めた湖畔のキャンプ場は、前日の暑さから一転、秋らしい冷え込みを感じる天候でした。２０人ほどの受講者は初対面の人も多く、まずは身体を動かして温めながらアイスブレイク。自分自身や仲間の特性を理解するワークなどを通じて、少しずつお互いについて知っていきます。

研修講師は「多様な価値観を受け入れる意識付け」という研修目標を踏まえ、「今日は相手の特性を踏まえてコミュケーションをする練習だと思ってほしい」と強調。「人には得手不得手がある。さまざまな人がいればチームとして強い。職場では今日よりももっといろいろな人がいる。苦手だとシャットアウトしないで、その人の力を借り、チームとして動くようにすると、個人としても居心地が良くなる」と話しました。

チームクッキングは薪を割って着火からスタート。３チームに分かれてそれぞれリーダーを決め、制限時間内で２品を作るのが目標です。受講者はニックネームで呼び合い、初対面の相手に由来を聞いたりしながら調理。お好み焼き、マーボーナス、みそ煮込みうどんなどが完成しました。

ASE研修は、チームのメンバーのそれぞれの特性も意識しながら挑戦。物事の分析や観察が得意なタイプの人がいないチームは、課題解決をどう進めるか考えました。
課題をクリアするとリーダーに仲間からフィードバック。「ポジティブな言葉しか言わなかった」「ミスをしても責めなかった」など良かった点を次々と挙げていきました。

研修のまとめでは「相手の意見に寄り添っていきたい」「成し遂げる時には話し合いが大事」などの発言がありました。

【受講者の振り返りシートから】
「今回の研修でいろいろな特性の人がそれぞれの役割を果たしていることが分かった。今後は自分だけで引っ張っていこうではなく、協力、相談をして一つのチームとして行動を意識していきたい」
「私一人のアイデアでは絶対に課題を解決できなかった。現場に出た時、ひとりで抱え込まず、同期や他の先生たちのアイデアをたくさんもらい、一緒に成長したい」
「仲間と協力することや、話を聞いて実践することでできることが増え、一緒に喜べると分かった。この気持ちを子供たちにも伝えられる先生になりたい」
「みんなで成し遂げる大切さを知ったので、初めから諦めず、協力を得て成し遂げたい」
「意見を聞くと新たな発見があった。ひとりで悩まず、相談して解決につなげたい」