【新入社員向け社会人基礎力向上研修2024】効果的なコミュニケーションの実践（松本市、長野市）
昨年初開催で好評をいただきました、「社会人基礎力向上研修」を今年も松本市、長野市の会場で実施をいたしました。定員を上回り両会場で15社53名にご参加いただきました。
今回の研修は野外教育の手法を用いたグループワークを通じ、働くうえで身につけて欲しい社会人としての基礎力の成長を目的に実施いたしました。
グループワークは参加者同士で組んだグループに対し心理的、身体的に負荷のかかる課題に協力して取り組むことで個人の成長目標達成やコミュニケーション能力の向上を目指します。
身体を動かし体験することで学習内容の持続が期待できます。
■活動内容
【研修ガイダンス】
4月に社会人になったばかりの受講者が多く、慣れない環境のなか初対面の人たちと1日活動を共にするため、まずはアイスブレイクから。
次に受講者自身の行動やコミュニケーションの特性を知るワークを行います。
自身や異なる特性のコミュニケーションの強み、弱みを知ることで社会人になりチームで仕事をしていくときに、どのような場面が考えられるか、自身の特性をどのように生かせるかを考えていただきました。
続いて受講者個人で「社会人基礎力」の「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の3つの能力に分けられる12の能力要素(※1)から、社会に出る上で伸ばしていきたい力を3つまで選んでいただき行動目標を立て課題に臨みます。
【身体を動かすワーク】
心理的、身体的に負荷のかかる課題「ＡＳＥ(※2)」を行いました。ＡＳＥの活動は、参加者が共同で課題を解決することを求められます。これにより、他のメンバーの意見を理解し、自分の意見を適切に伝えることが必要となります。
課題ごとお互いの行動に対しフィードバックを行い、自身の挑戦への評価を受け取ります。効果的なフィードバック手法を学び実践することで、お互いに受けた指摘を次の行動に生かしやすい環境を作ります。
【研修振り返り】
受け取ったフィードバックや研修中の気付きなどを踏まえ、成長目標への行動に対する振り返りを行いました。
最後に学びを職場でどのように活かしていきたいか、一人ひとり考えを発表し合いました。
（※1）社会人基礎力職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力として経済産業省が提唱。「主体性」「働きかけ力」「実行力」「課題発見力」「計画力」「創造力」「発信力」「傾聴力」「柔軟性」「情況把握力」「規律性」「ストレスコントロール力」の12項目
（※2）Ａction（行動）、Ｓocialization（社会化）、 Ｅxperience（体験）の略。アイデア創発、グループで課題に挑戦し、トライ＆エラーを体験し、短期間で行動変化を促す効果が期待できる活動
■受講者の声
【受講者ふりかえりシートから】
コミュニケーション能力（相手に伝える力、傾聴力）や主体的に動く力に関する感想が多く書かれていました。
・意見を聞く力、それらをまとめて方向性を決めていく力が身についた。
・納得のいくまで意見を交わすことができるようになった。
・思ったことはちゃんと伝えることが大事だと思ったので活かしたい。
・チームで意見を出し合うことの大切さを学んだ。
・違う役割の人とも同じ考えを共有し解決策を考える大切さを学んだ。
・人数が多いとメンバー全員の話を聞くのは難易度が高く、個別に話を振るとより細かく話が効けることに気が付いた。
・今回の研修では自己の理解だけでなく他社の力を見極めて引き出す能力も必要に感じた。
・積極的にコミュニケーションをとることで他者理解につながった。
・雰囲気一つでうまく進む場面があった。雰囲気作りをする努力をしていきたい。
・だんだんと場の雰囲気で話しやすくなった。自分が雰囲気を作っていけるようになりたい。
・コミュニケーションが大切な仕事なので聴く力、発信する力を意識的に磨いていきたい。
・知らない人の中で「自分を伝える、相手を理解する」という経験ができて良かった。
・リーダーを経験することで成長を実感した。なんでも挑戦してみたいと思った。
・いろいろと試すことで新たな発見があり、行動してみることの重要さを知った。
・リーダーなどの経験を通じて主体性を持って動けるようになった。
・会話は苦手だったがグループワークを通じて自分の中に変化を感じた。
・課題を達成できたときの喜びが大きく、協力して取り組む楽しさを感じた。
・社会に出て何が正解か間違っているか分からない場面もあると思うが、その中で自分の意見を持ち、他者の意見にしっかりと耳を傾けていきたい。
・普段は周りの反応を気にしがちだが、会社でも課題解決の場面では主体的に発言していきたい。
【後日寄せていただいた感想】
・人に伝える難しさを感じたけれど、良い機会になりました！
・自ら行動を起こす事に苦手意識があったが、周りの雰囲気から一歩前に出てみようと挑戦する勇気を持てた。
・ゲームを進めていく中で、自分自身の新しい課題をみつける事ができた。
・自分の持っている強みをより高め、不足している部分にも向き合う貴重な機会を得られた。
・「自分が言わなくても、みんな同じようなことを考えているでしょ…」と、思っていたが「ほかの人が考え付いていない時もある。自分が発信することは、チームのためになるんだ」と、気づいた。
・自分には発信力がないと思っていたが、「一歩引いて、全体を見る力がある」とフィードバックをいただき、冷静な視点も自分自分の武器になるんだ、という新たな気付きがあった。
【リーダーシップ養成研修のご案内】
「信州アウトドア研修」では個別の企業様にヒアリングを行い、目的に合わせてオーダーメードでプログラムを設計・実施する研修の他に、テーマを定め様々な企業様から参加者を募り実施する募集型研修も企画しております。
7月には中堅社員・管理職候補者向けに「リーダーシップ養成研修」を実施いたします。個人の特性に合わせたリーダーシップの発揮と、野外活動を通じてリーダーに求められるコミュニケーション力、情報収集力、判断力、マネジメント力を実践的に学びます。
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