【異業種参加編】リーダーシップ養成研修 長野会場
今回は株式会社長栄様、野村證券株式会社様、株式会社ファンベースカンパニー様の3社計7人にご参加いただきました。
信濃毎日新聞社長野本社で研修がスタートです。短時間の講義のあと、自己紹介を含めたアイスブレイクです。はじめは硬かった雰囲気も徐々にほぐれ、笑顔や会話が増えてきます。(行動や考え方の)特性を把握するワークでは自身や今回の研修のメンバー、そして普段の職場、同僚の特性を確認します。業種や職種により特徴的な傾向が見られます。理論で「リーダーシップ」の基本を学びます。
10分ほどの休憩後、ASE(エー・エス・イー)*を行います。簡単そうに思える課題がトライしてみると意外と難しかったり、思い切った発想の転換が必要な課題もあったり。全員で課題解決を目指す過程で個人やチームとしての特性が見えてきます。設定がシンプルなものほど、正解までの道がいくつもあり柔軟に考えることがポイントです。課題解決に集中すると自然にメンバーとのコミュニケーションが増え、距離がグッと縮まります。
しっかりと栄養補給!
お昼休憩の後は再びASE。午前より難易度が上がり、ダイナミックに体を動かします。ミニゲームとはいえ、参加者が発した言葉ひとつを取ってみても、個人の特性が分かりやすく表れます。課題解決に向けたチーム方針の共有、メンバーの得意分野、特性の生かし方を学びます。
ASEのあとは翌日の登山計画を立てます。ここまで全員で1チームでしたが、ここからは2チームに分かれます。登山に必要なひと通りのレクチャーを受け、いよいよ翌日のミッション発表です。ミッションを達成するための行動計画を立てます。講師はアドバイスしますが、基本的にはメンバーのみで、得られる情報から判断します。
翌日の登山計画を立て、1日目は終了です。お疲れさまでした。
前日に決めた時刻に出発地点に集合です。ミッションや登山時の注意点などを確認し、準備運動をして出発。登山計画を立てた際と同じく、チームの判断に沿って進んでいきます。1チームに1人の講師が常に同行し、研修全体の進行に大きく影響がありそうな場合や、危険個所に進もうとした場合にはアドバイスします。再三になりますが、最終的には参加者自身の選択で進んでいきます。
地形図に記載があり見えるはずの対象物が木に隠れて見えなかったり、思いもよらないところで選択ミスをしたりと、机上では予想だにしなかったことが現場ではいくつも起こります。地形や天気、時間など自分達では変えられない状況を受け入れ、自身の言動やチームの行動など変えられる要素をコントロールしてミッション達成に向けて進んでいきます。チーム全体の状態やメンバーとしての役割発揮を常に意識します。
設定時刻が近づき、登山もいよいよ終盤戦。集中力が求められる、でも小腹が空いている。そんな時にはおなじみの「アミノバイタル®パーフェクトエネルギー®」でエネルギーをチャージ!
参加者からは「嬉しい!このタイミングで助かる!」との声。素早くエネルギーをチャージできるので、登山時の栄養補給にピッタリです。味の素株式会社様からサンプリング提供いただたきました。
両チーム、制限時間内に無事ゴールしました。ゴール地点で短時間の振り返りをして、1日目の会場、信濃毎日新聞社長野本社に移動します。まずは2日間の研修で経験した出来事を振り返り、今後にどのように生かせるかを個人で考え、その後全体で共有します。
全体での共有では、参加者のさまざまな視点からの感想、フィードバックが出てきました。同じチームで同じルートを一緒に行動しても、体力や性格はもちろん、チームでの立ち位置や発揮すべき役割が異なると、経験は人それぞれです。モノの見方や意識していたことなど、他者の体験から新たな発見、気づきが得られます。
本研修では「フィードバック」を重要視しています。自分から他者へのフィードバックの送り方、他者から自分へのフィードバックの受け取り方を学び、お互いのため、チームのためになる積極的なフィードバックを促しています。
(抜粋)
「今まで受けた研修で圧倒的にNo.1だった。座学は比較的少なく、徹底的にワークに取り組むことで自分、メンバーのパーソナリティを落とし込むことができる。登山の難易度が絶妙に設定され、高い達成感を得られる。例えば、弊社社員と担当させていただいているお客様とペアで参加して登頂した感動と興奮を共有できれば唯一無二の関係になれると思う」 営業職 40代 部長
「チームで目標、方針の共通認識を持つことの大切さを体感した。リーダーが傾聴と意思決定のはざまで悩む場面を目の当たりにした。ビジネスの現場でも全く同じことが起きる。登山の最初の目的地にたどり着く過程でチームとして葛藤した体験が強烈に記憶に残っている。時間が経っても、その強烈な記憶とともに様々な学びが蘇る感覚がある」 事業企画職 30代 経営層
「ミニゲーム(ASE)はシンプルなものだったけれど、メンバーと共同作業をすることで、改めてメンバーの性格を知ることができた。同時に意思決定の難しさも実感し、非常に有意義だった。2日目の体験が強く記憶に残っている。ミッション達成に向けてゼロから決めた計画に沿って行動するという一連の行為に、チーム運営の根本となる大事な部分が全て詰まっていると感じた」 事業企画職 20代 一般社員
「一緒に参加した同僚は部署が異なり、普段は会話する機会が少ないので、貴重な時間だった。カウンセラーは自分(参加者)の行動をよく観察している。報告書はまさにその通りの内容だった。もう少しハードな内容でもよかったくらい。ASEはリーダーシップの向上に加えて“チームビルディング”にも効果を発揮すると思う」 営業職 40代 課長
「ルートの難易度は少し高めだったように思う。講師の指導は満足度が高い。新鮮で本質的な評価をもらえた。カウンセラー報告書が手元に残るのも良い。研修後、頭で考える前に発言してみることと、自分の考えの根拠を説明できる思考をすることのバランスを意識している。状況によって使いこなせるようになりたい」 営業職 20代 一般社員
「普段、山登りはしないので登山自体が貴重な体験だった。ルートの難易度も挑戦的で大変良かった。メンバーからのサポートが有難かった。示されたルートを進むのではなく、地図を見ながら自分たちで登山ができたことは自信になる。研修後は会社のミーティングで率先してリーダーになったり、自分の思ったことを速やかに周囲に共有することを意識している」 総務職 20代 一般社員
「異業種の参加者と行動をともにする中で良好な関係を築くにはどうすれば良いか等、チームにおける“振る舞い方”を改めて考えさせられた。いつもと異なる状況を体験することにより、リーダーとしての役割、メンバーと協働する必要性についても実感させられた」 設備管理職 40代 係長
高評価をいただいたものもあれば、改善できる点も多数いただきました。受講者の皆さまの学びに少しでもお役に立てるよう、研修内容やご案内等の質を上げていきます。
◆9月にも同様の異業種参加編の開催を予定しています。ぜひご検討くださいませ。
「異業種参加編」は異業種の参加者との学びに価値を感じている方にオススメです。室内で実施するグループディスカッションやロールプレイングに比べ、野外研修では参加者の特性(業種特有の考え方や言動)が顕著に表れます。室内での状況以上に、他者との深く素早いコミュニケーションが必要なためです。参加者が普段所属している会社では出会わない方がいらっしゃるかもしれません。
人材育成ご担当者様
文章と画像だけでは野外研修がどのようなものか分かりにくいと思います。私たちの説明力不足に反省もありますが、野外研修は説明を受けるよりも体験してみるとメリットデメリットが分かります。ぜひ1度ご参加いただき、導入に向けた判断材料にしていただければと思います。実際に人材育成ご担当者様に受講いただき、1社単独研修をご依頼いただいています。
信州アウトドア研修では今回の「異業種参加編」のほか、1社単独で受講いただく「オーダーメイド」型もご提案しています。今まで実施した研修のうち、Webサイトではご紹介しきれていない詳細をご説明させていただきます。直接お邪魔する場合やオンラインでのご説明も承ります。気兼ねなくお気軽にお申し付けください。