NTTデータ様 「チームは個人の限界を引き上げてくれるということを実感」 リーダーシップ研修
「自身や他者の特性を理解し、個々の特性をチームに活かす能力」、「複雑な状況下においても、迅速かつ適切な判断を下せる能力」の強化を目的に実施いたしました。
長野市飯綱高原のリゾートホテル「アソビーバナガノパーク」を会場に、一泊二日の日程で実施いたしました。
始めにグループワークの準備運動とアイスブレイクを兼ねて簡単なゲームを行いました。
続いて、自身や2日間を共にするメンバーの特性を知るワークを行います。
自身の考え方や感情の表し方の特徴でグループに分かれ、
それぞれのグループ毎に日常での行動や大切にしている価値観などからどのような特性かを話し合っていただきました。
「何事もキックオフを大切にするタイプ」、「グループでは常に2番手、3番手のポジションにいる」といった共通点があったようです。
それぞれのグループが特性毎に分かれており、グループ毎の統計的な特性を紹介し、お互への理解を深めました。
これらを踏まえて研修での個人目標を設定いただきます。
お互いの考え方や行動の特徴把握と他社の行動に対するフィードバック手法の実践を目的に実施。
信州アウトドア研修では、コミュニケーションを大切にしており、自身のアクションとその結果からだけでなく、アクションに対する他者から見たフィードバックを通じて自身で掲げた目標のブラッシュアップを図ります。
(フィードバック)「解決方法の想像がつかない中、リーダーは発言しやすい雰囲気を作ってくれ多くのアイディアが出た。ただ、リーダーだけの役割ではないが、聞くだけでなくタイミングを見て意見の集約や提案をすることでトライの質と回数を増やして行けたと思う。」
登山では、講師は後方での安全管理のみでガイディングをせず、受講者グループの力で登っていただきます。
始めに地形図とコンパスをお渡しし、地形の見かた、コンパスの使い方、山行時間の計算方法のレクチャーを行いました。
その後チーム毎に翌日の行動計画を制限時間内に立てていただきます。今回は飯縄山を使用します。
特性やメンバーの得意な作業を把握、分担しながら進めるチームと、全員が理解、納得しながら進めるチーム。進め方の特徴が分かれました。
夕食後落ち着いた雰囲気の中焚火を囲みます。
これまでの育成プログラムを振り返りながら、今後の組織の方向性や自身の役割について考えを深めました。
最後に育成プログラムの統括から、
「今後組織を動かす、人を育てる立場になるうえで、人の特性や能力を見極める力が必要。そのために今後は自分の弱みも克服し伸ばしていくことが重要。今回の研修をその機会の一つとして欲しい。」
2日目は朝から登山研修です。それぞれのチームで決めた時間に登山を開始。
途中道に迷いながらも無事、前半の目的地に到着することができました。
「道を見失った時にいくつか見通しを持ったうえで検証し決断することが大事。」
「沢山意見が出たが、最後は決断を後押ししてもらえたのがリーダーとして心強かった。」
ここで、後半に備え味の素株式会社様からサンプリング提供頂いた「アミノバイタル®パーフェクトエネルギー®」を摂取します。パッケージの「後半に差をつけろ。」のコピーに背中を押され、課題達成に向け出発しました。
この日は絶好の登山日和。目の前に切り立つ戸隠連峰とまだ雪が多く残る北アルプスがよく見えました。
ポイント毎に役割を交代しながら進み、両チームとも無事に後半の目的地に到達することができました。
振り返りでは、
「不慣れな登山で先が見通せず不安になったが、自分たちに合ったペースをつかみ、マイルストーンをいくつか設定しながら進んだことで精神的なストレスは解消された。」
(フィードバック)「自分の役割じゃないと気が付いていても遠慮して言わない場面があった。チームのためには言わないともったいない。伝えることで担当者も成長するし、自分も気を使わない伝え方が身についていくと思う。」
最後に2日間の行動を振り返り、お互いにフィードバックを送り合いました。
▼改めて、チームになればその中にいろいろな人がいることを実感した。リーダーは背中で、実力で示せればよいと思っていたが、それだけではだめ。伝えるべきことを言葉にできるようになっていきたい。
▼登山のインパクトは大きかった。振り返ってみて一人では出来なかったと思う。チームは個人の限界を引き上げてくれるということを実感した。
▼未知のことに挑むときは全員の納得性の高い選択肢を取っていくしかない。その中で、想定外をどのように想定して組み込んでいくかが大きな課題。視野を広く持って、情報収集をして、コミュニケーションを取っていくことが改めて重要だと実感した。
▼大きな組織の中にいて、自分の弱みは誰かがカバーしてくれるから、これまでは自分の強みを伸ばすことを考えていた。リーダーという立場ではそれではいけない。研修で自分の弱みを再認識し、その弱みを克服するプロセスが見えた気がした。
▼グループの中で突出した強みがあると、それがその人の魅力になっていると感じた。そういう部分をこれから増やしていきたい。