若手社員合同フォローアップ研修 名鉄運輸株式会社様
今回初めて愛知県内で実施をいたしました。
受講者は愛知県内をはじめ関東、関西の拠点に勤める社員22名。
拠点が多く、同年代の社員といえどなかなか交流の機会がなかったため、受講者個人の成長や今後の目標設定と併せて受講者同士の交流を目的に申し込みをいただきました。
会場は愛知県新城市のやまびこの丘。天候に恵まれ気持ちのいい青空。
冒頭に人事部長 加藤様より「物流は人と人とのつながり。研修に集まった同年代の社員とのつながりも大切に研修に臨んで欲しい。」との挨拶があり、研修がスタートしました。
まずはお互い初めて顔を合わせる受講者も多くアイスブレイクから。
明るく盛り上げる受講者が多くすぐに打ち解けた雰囲気に。
その後、自身や他の受講者の行動特性を学ぶ「特性把握ワーク」を行い、
今回の研修を通じた個人の目標設定、共有を行いました。
個人目標は「社会人基礎力(※1)」を参考に設定し、「主体性」、「働きかけ力」といった前に踏み出す力や「発信力」、「傾聴力」などチームで働く力を伸ばしたいという目標が多く聞こえました。
3つのチームに分かれ最初のプログラムは、体を動かしながらチームでゲーム形式の課題に挑戦する「ASE(※2)」を行いました。
各チーム課題ごとにリーダー、サブリーダー役を設定し2つずつ課題に挑戦。成功したチームからは歓声が上がりました。
課題毎終了後にチームへのフィードバック。
「ゴールが見えていないのに動き出してしまった。最初に全員でゴールの形を確認すべきだった。」
「リーダーに引っ張ってもらい沢山のアイディアが出たが、リーダーに任せきりになってしまった。」
「発言が一部の人に偏ってしまった。」
続いて「チームクッキング」。
こちらで用意した食材からレシピサイトなどを使わずに火起こしから調理を行います。
食材を前にASEで先ほどのフィードバックを意識しながらメニューを決め、調理に取り掛かります。
メニューを考えながらチーム間で相談しながら食材を確保していくことに時間がかかりましたが、調理は手際よく分担しながら進み、時間内に「アラビアータ」、「炊き込みご飯」、「ピラフ」といった料理が出来上がりました。
1日目最後のプログラムは「焚火トーク」。焚火を囲み自分のこれまでの歩みや今がんばっていることなど、内容やタイミングは強制せず自身について自由に話します。
話の内容は入社までの経緯や仕事やプライベートでの悩み、またその悩みへのアドバイスなどが聞かれました。お互いの理解が深まる良い時間が過ごせました。
2日目も快晴。まずは1日目の振り返りから。
チーム毎に良かった点、修正すべき点と改善案を話し合いまとめました。
そして各チームの振り返りを踏まえて全員でASEに挑戦。
いろいろなアイディアが出てトライ&エラーを繰り返し無事成功!
「困ったときは一人で解決しようとせず、周りを頼ることの大切さを学んだ」
最後にクラフト(工作)を行いました。
カラマツを思い思いの形に切り出し、紙やすりでひたすら磨き作業に没頭することで内省を図ります。
2日間の研修での学びや思い出を作品に込めます。
手元に残し、見返すことにより研修の思い出と共に学びと行動目標を思い出せます。
「何事も1人でやりがちであったが人に任せることを学んだ」
「実行力、計画力を目標にしていた。日常生活でも活かしていきたい」
「リーダーを務めた際にチームを動かすために、まず目標を明確にする必要性を感じた」
「チームに初対面の人が多くコミュニケーションの大切さを実感した」
「集まったアイディアをまとめて計画を立てる力が身についた」
「職場では若手であまり意見を言ってこなかったが、積極的に意見を出せた経験を活かしていきたい」
「皆で考えチャレンジする経験は会社で活かしていける」
「チームのメンバーの特性を知り活動したことで、相手の事情を考えながら行動する重要性を感じた」
「社会人基礎力のように自分が伸ばしたい能力は何かを具体的に知ることが出来て良かった」
「自分の発言にメンバーがリアクションしてくれたことが自信になった」
「自分の意見を持てたがなかなか発言につなげられなかった。今後も取り組んでいきたい」
「特性把握ワークでは自分でなんとなく認識していた性格を言葉で教えてもらえたのが良かった」
「焚火トークを通じて自分の伝えたいことを言えるようになった」
今回研修の参加者は2021年から2023年入社のため、新型コロナウイルスの影響で大きなイベントが中止になった世代です。そのため、今回は同期のつながりや同世代との交流を深めることを目的として新入社員フォローアップ研修を企画いたしました。
いつもとは違うアウトドアの環境で参加者同士が協力しあいながら課題をこなし、最初に設定した個人目標を達成するよう自ら発言するなど、研修前と終了後で成長している姿を見ることができました。
また、同世代と楽しそうに交流している姿を見て、研修担当者として非常に嬉しく感じました。
この2日間で得られたつながりや成長を業務でも生かしてくれるよう期待します。