若手社員合同フォローアップ研修 信州名鉄運輸株式会社様
自然の中で入社してからの自身の成長を振り返り、チームでの活動を通じて今後の行動指針を考えました。
入社2年目の皆さんは昨年の「フォローアップ研修」に続き2回目。
1年目の皆さんにも企業合同の新入社員向け「社会人基礎力向上研修」をご受講いただいております。
今回は2日間の日程で、
①同世代の社員間での交流を持ち、親睦を深める
②より主体的に取り組む姿勢を養う
③入社時からこれまでをふりかえり、今後の働き方に関する行動指針を設定する
以上3つを目的ご受講いただきました。
長野県内各地と遠くは東京都内の拠点から13名が集まりました。
近い年代とはいえ職種もドライバー、営業、事務と様々でなかなか全員が集まる機会はなく最初は固い雰囲気・・・。
まずはアイスブレイクから。体を動かすゲームを行うなかで徐々に笑顔が見えてきした!
その後、特性把握ワークを行い自身や他の参加者の行動特性の確認を行いました。
以前の研修でも特性把握を行っており、半年~1年働く中で変化の見られた方もいました。
お互いの距離が縮まったところで2チームに分かれ個人の研修目標設定行いました。
これまで受講いただいた「フォローアップ研修」、「社会人基礎力向上研修」の際に自身で書いた振り返りシートや社会人基礎力※を参考に伸ばしたい力を考えます。
最後にチーム内でお互いの目標を共有。それぞれの目標達成に向けて協力して行動開始です。
今年はテント泊。
チーム毎にリーダー、サブリーダーを決め、「安全」、「環境」、「快適」の3つを考慮しテントを張る場所を探します。
「安全」・・・周囲の状況をよく観察しテントで生活する上で安全に過ごすことができるか。
「環境」・・・環境に負荷がかからないように。来た時よりもキレイにして帰ることができるように。
「快適」・・・その場所に張ることで自分やメンバーはもちろん他のチームのメンバーなど全員が快適に過ごすことができるか。
サイトが決まったら互いのチームにプレゼンを行いました。
「地面が柔らかく設営がしやすそうな場所を選んだ」
「周囲に木の実などの落下物が無いことを確認した」
「隣のチームの動線にも配慮した」
説明書を見ずにパーツを見ながら組み立てます。
初めてテントを建てる受講者も多く、お互いに助け合いながら完成。
最後に「環境」を意識し、自然にあるもので工夫をしてテントを固定します。
設営後はチーム毎フィードバック。
「声かけ、指示を出してくれるリーダーに頼りきってしまった」
「チーム内でそれぞれバラバラに作業を始めたが、全体の進捗を見て遅れている部分を全員でカバーし時間内に建てることができた」
ルールはこちらで用意した食材からレシピサイト等を使用せず制限時間内に各チーム2品以上作ること。
リーダーを交代し先ほどの反省も生かし調理をはじめます。
火起こし、調理を分担して進めます。
昨年も参加した受講者からは「お米は時間がかかるから先に」といった経験を生かした指示も聞こえました。
手が空いたら使い終わった器具を洗うなど手際よく進め無事両チーム完成。
おいしくいただきました。
焚火を囲み1日の振り返り。チームで活動をして見えたKPTを共有しました。
K・・・keep = 良かった点、継続すべきこと
P・・・problem= 修正すべき点、問題点
T・・・try = 改善案、今後挑戦すること
振り返りの後はそのまま焚火を囲み、会社に入るまでの歩みや、仕事の目標、悩みなどを語り合いました。
集まった当初は固い雰囲気でしたが1日の活動を通して関係が深まり、自然の中で炎を前にリラックスしてお互いの話に耳を傾けます。
お互いの理解が深まる時間を過ごしました。
2日目。チーム毎に決めた時間に起床し行動開始。チーム毎に朝食を作ります。前日のKPTを意識して行動しました。
続いて、クラフト(工作)の時間です。
カラマツを思い思いの形に切り出し、紙やすりでひたすら磨き作業に没頭することで内省を図ります。
研修までの半年間を振り返り、研修での目標や学びから自身の行動指針を考えました。
クラフトの時間に作成した作品をデスクやトラックの中に飾り、見返すことにより研修の思い出や学びと行動目標を思い出します。写真はコースターです。
最後は研修を通したお互いの行動へのフードバックを行いました。
その後、今後の行動目標を共有し2日間の研修を終えました。
最後はすっかり打ち解けた雰囲気で解散となりました。
「周囲の状況を確認し目的のために周りの人を巻き込む力が身についた」
「課題解決に向けて行った計画とそれに合わせた役割分担をした経験を仕事に生かしていきたい」
「一点に集中し作業をしてしまいがちだったがグループで活動したことにより視野を広げられた」
「活動の中で疲れが出る場面があった。そのような時こそ先を見て計画を立てることの必要性を学んだ」
「周りの話を聞き、整理して的確な提案をするメンバーの姿を見て、グループで活動するときは話を聞くだけでなく整理することを心がけていきたい」
「主体的に取り組むことで自身が持てた」
「私は新入社員の採用を担当しており、今回の1~2年目の新入社員のことは色々と理解しているつもりでしたが、2日間一緒に過ごしてみて、私の知らない参加者の一面を垣間見ることができました。
非日常な自然の中で、課題達成のために自分の役割を自覚し行動に移す、そんな真剣な彼らの姿を見ることができて大変うれしく思いました。
この2日間は参加者自身の成長だけでなく、参加者同士のつながりを強め、業務においてもプラスの影響を与えるものだと感じています。」
信州名鉄運輸株式会社 総務人事部 久保田祐介様