第3回リーダーシップ養成研修&異業種交流in長野 実施レポート
信州アウトドア研修は受講企業様毎に研修プランを作成するオーダーメイドでの実施が基本となりますが、テーマを設定し1社1名様からご参加いただける異業種参加型の研修も企画しております。
今回は20~40代の方をターゲットに、「あなた流のリーダーシップを見つける」をテーマに実施いたしました。
(4月には新入社員向けの合同研修を行っております。)
事前に各社人材育成ご担当者にヒアリングを行い、ご受講者を派遣いただいた思いを伺いました。
(企業個人が特定できないよう加工しています)
▽リーダーとしての自覚、責任を感じてほしい。
まだ組織全体の運営ではなく、担当部署に関心がいってしまう。先の読めない時代にあって、リーダーの自覚を持って組織全体を支えてほしい。
こうした話は本人にはしていないが、研修ではそうした面を全面に出しほしい。
▽コミュニケーション能力に課題を感じる。次のステップに向け、人との関わり方を身に着けてほしい。異業種交流にも期待している。
▽現場の経験が長いが、今後リーダーとして取りまとめの役割をしてほしい。
▽部署を越えた連携力を生み出す力を持つきっかけにしたい。多角的な事業展開をしており、他部署との接点が薄い。連携を図り、相乗効果を生み出してほしいと思っている。
今日初めて会うみなさんですが、2日間はチームで活動していただきますので、まずは自己紹介とアイスブレイク。
特性把握ワークでは自身と一緒に研修に参加するメンバーの思考や行動の特性を学びます。
研修目標はメンバーと共有しました。
▽職場には慎重に意思決定を行う特性の方が多く物事が決まらない。決断力、コミュニケーション力を身につけたい。
▽自身がリーダーの特性に引っ張られている部分があり柔軟性を身に着けたい。
▽人と関わる機会が多く自身の特性と違った特性の考え方を学びたい。
など
ASE※の課題の前に他者への効果的なフィードバック(評価、改善点の指摘)方法を学びます。
2チームに分かれ、各チーム課題毎にリーダーを決めて取り組みます。課題を終えるたびにリーダーへのフィードバック。
昼食休憩を挟み、午後の始めはリーダーシップについての座学から。
状況に応じて求められるリーダーの行動、リーダーシップの発揮し方を学びます。
座学の内容と午前中の反省を生かし、2チーム合同でASEの課題3つに挑戦しました。
人数が増えたことにより、意見をまとめるのが更に困難になりコミュニケーション難しさを実感。
最後の課題はこれまでのフィードバックを生かし見事達成。
達成感と共に学んだ内容が記憶に残ります。
ここで2日目の登山のミッションを発表。
1日目最後の課題は再度グループに分かれ、ミッション達成に向けた山行計画を立てます。
ご受講者に加え参加企業の人材育成ご担当者にご参加いただき実施いたしました。
2日目の課題達成に向けて英気を養っていただき、各チームの距離が縮まりました。
小雨の降るなか各チーム前日に立てた計画に従って行動開始。
地形図とコンパスを頼りに登山道をなかなか見つけられず時間が過ぎていきます。
前日の「意見がまとまらない」という課題を意識しつつも慣れない登山中の環境で思うように意見がまとまりません。
順調に進み始めたところで、このまま登山を進める両チームともミッションに指定された時間をオーバーしてしまうことが発覚します。
「指定の地点を通過せずに最短でゴールを目指す」、「時間に遅れても指定の地点を経由してゴールを目指す」の選択肢に意見が分かれます。
課題達成度、選択肢の満足度、体力などの要素を天秤にかけ各チーム全員が納得する選択肢を選び無事登頂。
登山前半の振り返りを行い、リーダーを交代し下山の計画を立てます。
ここで味の素株式会社様からサンプリング提供頂いた「アミノバイタル®パーフェクトエネルギー®」でエネルギー補給。雨の中の慣れない登山で消耗した体に染み渡ります。
「コミュニケーションの取り方は良かった」、「雰囲気で判断せずにしっかりと根拠を示す」、「メンバーに任せられる部分は任せる」
午前の反省を生かし無事下山しました。
最後に振り返りとお互いへのフィードバックを行いました。
▽自身の目標、役割を意識して取り組んだが想定外の事態が発生した時に意識し対応することの難しさを学んだ。
▽疲労や慣れない環境のなかで自身がどのような考え方をするのかを知れた。
▽発生した問題へチームで対処する際に原因を見極め、判断基準を整理して考えることの大切さを学んだ。
▽コミュニケーションの大切さを学んだ。会社に持ち帰りすぐに実践できるかは難しいが気付けたことは非常に大きい。
▽互いの長所や課題を伝え合う体験を通しチームの行動をよく見る力がついた。